脊椎・脊髄専門外来について
2016年4月1日より整形外科での診療料領域拡大のため、脊椎・脊髄専門外来を新設いたしました。
・診察に当たっては杏林大学医学部付属病院 脊椎・脊髄センターで診療をされている専門医が担当いたします。
脊椎・脊髄専門外来で扱う疾患
頸椎椎間板ヘルニア
椎間板の突出により、神経が圧迫され上肢への放散痛を特徴とする神経根症状や脊椎そのものが圧迫され、その部位の骨髄髄節症や下肢へ至る脊髄症状、さらに重篤な膀胱直腸障害をきたしうる疾患です。
腰椎椎間板ヘルニア
椎間板の突出により、下肢の感覚や運動をつかさどる神経根が障害され、下肢疼痛やシビレ、運動障害を呈するものです。
頸部脊柱管狭窄症(頸椎症性脊髄症)
頸椎の退行変性により、骨の変形や椎間にある黄色靭帯肥厚等により、精髄を入れている脊柱管が狭窄し、脊髄が圧迫されることにより神経症状を呈するものです。上肢のシビレ、手指の巧緻運動障害、歩行障害、下肢のシビレなどを呈します。
腰部脊柱管狭窄症
腰椎部脊柱管が主に退行変性により狭小化し、ここを通る神経を圧迫して間歇性跛行(少し歩いては腰を曲げるか座るかして休憩しなければ歩行できない)と呼ばれる典型的歩行障害を呈するものです。
脊髄損傷
なんらかの原因で脊椎に圧力がかかり、脊椎が損傷を受け、この結果、二次的に脊髄が損傷を受けることによって、運動知覚障害が起こったもの、脊椎が受ける損傷の部位によって症状は異なります。
全脊椎のうち最も損傷を受けやすいのは、第5~7頸椎、第4~7胸椎、第10胸椎~第2腰椎の3か所です。頸髄の損傷では四肢麻痺をきたし、体感機能障害、呼吸機能障害も起こります。胸髄レベル以下の損傷では両下肢の麻痺(対麻痺)を生じます。
担当医師
高橋 雅人
職位
- 杏林大学付属病院 整形外科専門医
学会・専門医
- 博士(医学)
- 日本整形外科学会専門医
- 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
- 日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医
- 日本整形外科学会リウマチ医
佐野 秀仁
学会・専門医
- 医学博士
- 日本整形外科学会専門医
- 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
- 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病指導医
診療時間
診療日 | 診察時間 |
水 ※当院の整形外科の受診が必要です | 9:00~9:30 |